資格試験で満点は狙わない

資格試験には合格基準点

自分がやりたい仕事が見つかり、資格試験を受ける際、勉強を全くしないという人はいないと思います。皆さん試験に向けて猛勉強をするかと思いますが、資格の試験を受ける時、満点合格を目指さなくてはいけないのでしょうか？社会人になってから何かの資格を取ろうと思った時に思い出すのは学生時代の試験かと思います。学生時代の学校の試験では満点をめざし勉強していたのではないでしょうか。学校では試験の順位発表されたり、内申点にも影響するために一点でも多く点数をとらなければいけませんでした。しかし、資格の試験では満点をとる必要はありません。どの資格試験にも合格基準というものが定められていますので、その基準さえクリアすることができれば合格なのです。元々日本人は勤勉な人が多く、試験などと言われると、努力することが当たり前と思っていました。もちろん努力は必要です。しかし、資格試験に関しては100点を取ったからといって就職に有利になることはないのです。資格を取得出来るかどうかが重要なのです。

目的を考えて勉強を

主婦が資格の勉強をする時、一日何時間の勉強時間を確保することができるでしょう？もちろん社会人であっても同じことが言えます。日々の生活で忙しい中、試験範囲だからといって、出る可能性の低い問題まで解いていたら、時間がどれだけあっても足りなくなってしまいます。もちろん高得点を取るために勉強するという姿勢は大切だと思います。しかし「よい点数を取るために勉強するのか」「資格を取って今後に役立てるために勉強するのか」をもう一度考えてみましょう。皆ができる問題や頻出問題、標準問題をまずはマスターしましょう。

情報収集して合格だけに集中

また、試験勉強する時には情報を集めることも大切です。過去の問題や必ず出る問題を調べてみましょう。最近はインターネットで情報を見ることもできます。満点を目指すのではなく、とにかく合格する事に焦点を合わせましょう。満点を狙ってしまうと勉強するにも時間がかかってしまい、途中で勉強が嫌になってしまったり、諦めてしまう人も出てきます。中には完璧主義の人もいるでしょう。
しかし完璧を目指すばかりに試験に出るかさえ分からないものも勉強していては、試験にすら受からなくなってしまう危険性が出てきます。基本的な問題をいかに取りこぼさないように出来るか。もし分からない問題や解くのに時間がかかる問題は後回しにし、解ける問題から解いていくなどしなければどんなに満点をめざし勉強していたとしても不合格になってしまう事があります。資格を取得するという目標を忘れずに合格の事だけを考えながら勉強しましょう。